2THUMB グリップの使い方いろいろ?
発売した当初はその形から積極的に使用しようとするゴルファーはいなかったですが、石川 遼 くんが使用するやいなや瞬く間に品切れ状態の2サムグリップ。

その2サムグリップを独自のアイデアで使用したいというお客様からの依頼でいろいろ製作致しました。

このお客様「100切る前に頭が切れる。」という名文句でいつも笑わせて頂いておりますが、悩みはパターのようで40パット以上叩くのです。これではなかなか難しいですね。

数年前から「体の正面で両手に下敷きを挟むようにパターを握れれば常に面と面を意識して振れるのに。」と言われてましたがそれを可能にしてくれるグリップがこれだったようです。

通常横広状態で大きな饅頭を握るようにするのですが、これを縦に挿して両手で横から挟むのです。両手の平がパターの面と平行になるので常に面を意識しながらストロークできる、というのが本人の持論。

32インチと短くして両手を伸ばした状態で面を意識し肩のみの動きでストロークするのです。せっかちのKさんはこれが良かったようでゆっくりストロークするようになり、なんとこのパターを使用した3ランドで平均パター数が7減りました。最初は冗談かと思いましたが一緒にラウンドしたお客様も驚いていました。

と、ここまでは良かったのですがこれで気を良くしたKさん。ここから暴走が始まりました。それが下。
別に持っていた中尺パターにも挿すというのです。どのようにしたかというと上の写真の通りです。中尺グリップのエンドと先を残してカットしてグリップエンドを製作。そして2サムグリップのエンドをカットして握る部分に挿すのです。

みんなでイカ挿しパターと呼んでいます。しかし、これが大不発で終わり、また40パット以上。

ここでくじけなかったKさん。さらに奇抜なアイデアで製作依頼をされてきました。

せっかく調子の上がったパターを改造するというのです。私は止めたのですがどうしてもするというので製作したのが下。
最初のものと違いが分かるでしょうか。そうです2サムグリップを2つ合体させて中尺パターにしたのです。しかし、今現在まだラウンドで使用しておりません。来週には結果が出ていると思いますが、しばらくこれで頑張って下さい。当店現在在庫がありませんよKさん。Kさん一人で全て使い切りました。