スピーダー553にして飛距離は伸びるか
今回リシャフトを希望された方はヘッドスピード40m/sで、飛ばそうとすると左サイドが伸び上がりスライスするゴルファーです。どうしても飛距離が欲しいというので先の走るスピーダーの553 Rにリシャフトすることにしました。叩くゴルファーには左が怖いシャフトですがこの方はスインガーですので球もつかまりいい結果がでそうです。

もとのキャスコ純正シャフトのスペックはシャフト重量56g、トルク5.2、中調子のRでしたが、少し軟らかいとのことでした。今回リシャフトしたスピーダー553はシャフト重量56g、トルク3.4の先中調子のRになります。組んだあとのクラブ仕様は45インチでバランスC9.5、総重量297g、振動数261cpmになりました。振動数が若干高めですが、これはシャフトが先中調子の為少し高めの数字が出る為です。

さて打っていただくと以前よりもつかまりはよくなったみたいでスライスの度合いは少し減ったようです。553はとにかく先が走るのでタイミングよくしなりが使えるといいのですが、力んでボールを打ちに行くとボールがドロップしてしまいます。しなりが合った時には飛距離の差が目で見てわかるくらいでしたのでうまくシャフトが合う人は飛距離が伸ばせるシャフトではないでしょうか。このリシャフトされた方も飛んでいく球も見て満足そうでした。