FC-900 Tour Wedge

ボールが掴まるイメージのオーバルタイプ
●フェース全体がまるく、アドレス時も懐が深く感じて、掴まりやすいイメージが持てます。リーディングエッジはストレート。
●AW・SWとも素材には軟鉄S20Cを採用。フェースミーリングを施し、スコアラインを後彫刻することで抜群のストップ&スピンを実現しました。
●窒化処理&QPQ処理によりサビと色落ちを防ぎ、素材の強度を飛躍的に高めました。ガンブルーと違い黒さが持続します。
 
 AW  SW
 ロフト角(deg/±1)  52  58
 ライ角(deg/±0.5)  63.5  64.0
 重量(gr)  297  302
 FP(mm)  4.3  5.3
 バンス角(deg)  8.0  12.0
AW・SW/軟鉄S20C、ノーマルバンス、窒化処理&QPQ処理サテンブラック、ノーメッキ仕上げ、オーバルタイプ形状

販売終了

コンセプトからの本格的なウェッジ発売です。形状は最近ツアーで流行しているセミグースタイプでボールを掴まえるイメージを出しやすい形状をしています。ヘッドはガンブルーよりもサビにくく色落ちもしにくい窒化処理&QPQ処理になっています。
フェースはフォーティーン MT−28と同じフェースをミーリングした後、スコアラインを彫刻で彫っているのでスピンの効きは抜群です。打感は軟鉄ヘッドらしく柔らかく、コントロールしやすいイメージが出ます。
左がAW(バンス8°)、右がSW(バンス12°)になります。共にヘッドの抜けは悪くないようです。
実際に芝の上では
とりあえず色んな状況で使用してみました。まず、スピンの効きは抜群でラフからのショットでも写真の通り溝が芝をカットしてくれるので、グリーンでスピンが適度にかかり安心して使用できる感じでした。一緒にテストして頂いたシングルさんも(ちなみにアプローチが抜群にうまい方です。)ヘッドの抜けのがいいと言われていました。若干小ぶりのヘッドと丸みのあるソールでとにかくヘッドがよく抜けます。つっかかる感じがないのでボールを押し込んでいけ、さらにボールがとても拾いやすいので高い、柔らかい球でピンに寄せていけます。もちろんスピンの効きも抜群です。
このヘッド普通の黒染めではないのでバンカー、アプローチで使用してもほとんど色落ちしませんでした。また、長く使用しても黒染めのように目立って錆びてくることもないかと思います。
写真左から普通に構えたとき、開いたとき、ベアグランドで開いたとき。
小ぶりなヘッドが気にならなければ、ショートゲームが苦手な初、中級ゴルファーにやさしく使用してもらえるのではと感じます。上の写真でも分かるかと思いますが、若干セミグースのネックがボールを包み込むように見えるので、上げて下ろすだけできれいにボールを捕らえてくれる安心感があります。また、ベアグランドでもバンス角が12度あるとは思えないヘッドの抜けのよさで、バンスが大きく跳ねてトップする雰囲気がありませんでした。(この仕上がりのよさに一緒にテストして頂いたUさんはこのウェッジを即買して頂きました。)また、アプローチウェッジの方もフルショットから近くの転がしまでバンスが気持ちよく抜けとても扱いやすいクラブでした。
MT−28 V2とも比べてみましたが、試打した方のほとんどがSYB FC−900のやさしさを感じていたようです。バンスは適度な12度でソールが丸くなっているのでミスした時のつっかかりがなく、大きなミスとならずにボールを運んでくれます。MT−28シリーズが難しく感じたゴルファーには是非おすすめしたいと思います。FC−900ツアーウェッジはMT−28をやさしく仕上げたようなウェッジです。